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「あー…そっか。私…死んだんだっけ。」
つことは、差詰、此処は死後の世界ってとこ?
『あっさりしすぎだからっ!!』っていう声も、なんにも聞こえなくて、暗いのしか目の前にない。
案外、あっさりしすぎて、笑いも出てこない。
「私…どーなんのかな。」
「おれ達と一緒に来てもらいますよぉ。
アサヅキ レイトさん?」
ふと、後方から声が聞こえた。
誰…だろう。
…誰でもいいけど。
聞いてほしそうだから、一応、聞いてみよっと…。
「誰?あんた。」
「俺?俺は、死神っ☆」
…わーお。
この人、頭大丈夫ですかぁ?
自分のこと、死神とか言っちゃってるよー。
「君、信じてないっしょっ!!」
…信じるもなにも…。
「死神なんだって!!ほら、身分証明書っ!!」
…身分証明書?!
んなもんあったんだ。
「じ、じゃあ、鎌出そうか?」
「か、鎌?」
すると、そいつの手がキィンって光った。
「雷神―装備」
そう呟くと、その手には大鎌が握られていた。
…どっから出したんだよ。
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