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あの後、死神と言う少年に連れられて来た。
少年は、『源川 雪哉』というらしい。
年齢は私と同じで、17歳。
「ねぇねぇ、零菟ちゃんっ!!」
「ちゃん付けすんな、気色悪い。」
「んじゃあ、零菟!」
「なに?雪哉。」
「今から、俺の班長に会うから。」
「班…長?」
班長…ってなんだろ。
怖い人(つか、人なのか?)かなぁ…
などと考えてたら、目的地に着いたらしい。
「うしっ!!着いたぁっ」「ここは?」
「ここは、俺の班のミーティング室。」
「ふーん…」
そこには、ソファーや、結構高そうなテーブル等が置いてあって、高級感あふれる室内だった。
私がキョロキョロと周りを見渡していると、
「源川くん。」
と、低めの声が聞こえた。
…てか、誰?
「雪哉、あの人誰?」
「あの人は、俺の班の班長だぜ!」
「え、あの人が…」
「そーなんよー♪」
へぇーと、相槌をする私。
つか…
あの人、…顔、見えない…。
班長さんは、黒いフードをすっぽりかぶっていて、顔全体が見えない状態になっている。
声からして、男の人だとはわかる。
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