act:2「顔見えない…。」「俺も。」

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あの後、死神と言う少年に連れられて来た。 少年は、『源川 雪哉』というらしい。 年齢は私と同じで、17歳。 「ねぇねぇ、零菟ちゃんっ!!」 「ちゃん付けすんな、気色悪い。」 「んじゃあ、零菟!」 「なに?雪哉。」 「今から、俺の班長に会うから。」 「班…長?」 班長…ってなんだろ。 怖い人(つか、人なのか?)かなぁ… などと考えてたら、目的地に着いたらしい。 「うしっ!!着いたぁっ」「ここは?」 「ここは、俺の班のミーティング室。」 「ふーん…」 そこには、ソファーや、結構高そうなテーブル等が置いてあって、高級感あふれる室内だった。 私がキョロキョロと周りを見渡していると、 「源川くん。」 と、低めの声が聞こえた。 …てか、誰? 「雪哉、あの人誰?」 「あの人は、俺の班の班長だぜ!」 「え、あの人が…」 「そーなんよー♪」 へぇーと、相槌をする私。 つか… あの人、…顔、見えない…。 班長さんは、黒いフードをすっぽりかぶっていて、顔全体が見えない状態になっている。 声からして、男の人だとはわかる。
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