act:2「顔見えない…。」「俺も。」

4/5
前へ
/12ページ
次へ
そこには、第何条とかいろいろ書いてある。 「これは…?」 「これは、死神界の法律。」 「法律…」 法律なんてあったんだ。 そっちにびっくり。 「大体の違法者は、これ。 『第五条 殺害罪』」 「殺害罪?」 「リストにない人を殺すと、それは罪になるんだ。」 「それは人間が、人間を殺したときにのみ適応されるんですか?」 「いんや。」 それまでぼーっとしていた雪哉が反応した。 「人間が小さな動物を殺す時にも適応されるんだ。」 「へー…」 「まぁ、大体の仕事はこんなもんかなぁ。ですよね、班長?」 「あぁ」 「てことでぇ、じゃあ早速手続きしよーぜっ♪」 「え、ちょ、待ってよっ!!」 すると、雪哉はえーって感じに私を見る。 「まだなんかあるん??」 「わ、私さっきまで人間だったんだよ?!そんなんで…」 「だから?」 「え…だからって…」 だからって感じなんですけど… 他に理由なんか… 「お前は俺が初めて認めた奴だ、お前意外に… 俺のパートナーはいない…。」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加