5/5
前へ
/143ページ
次へ
少しの間、鈴を眺め、音を楽しんだ。 これのせいかも知れない。私が鈴好きになったのゎ…。 服も着替えないで、パジャマのまま、本家に走って行く。居間に入る勝手口の前で、一度深呼吸をして、おもっ切り戸を開けた! 『見てみて♪サンタさんに貰ったの!サンタさん、来てくれたの!』 ばぁゃ達ゎ、大ハシャギの私の頭をさすって 『しぃちゃん、良かったなぁ。いつも、ぇぇ子にしとるから、サンタさん来てくれたんやなぁ。』 『ぅん!』 満面の笑みで、返事をした。 父ゎ食卓に座り、珈琲を飲みながら新聞を見てた。 私ゎ父の横に行って、父にも同じ事を言ってみたが、父ゎ新聞に目をやったまま、『そうか…。』 それでもぃぃのだ。父の気持ちゎ解っているから。 私ゎ、それからゎほとんど、どんなに辛い事があっても笑って居るようになった。 これ以上、父を苦しめたくないから。 母にも…。
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!

156人が本棚に入れています
本棚に追加