第1章 死体の始末

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第1章 死体の始末

 道ばたで、猫が死んでいた。  車にひかれたらしい。そのこと自体は、別に珍しくもなんともない。のら猫が車にひかれるのは、まあ、よくあることだ。  ただ、少々困ったことが一つ。  どうやら、ひかれたのは俺らしいのだ。
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