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後日談―――問題の彼らは今現在変わらず愛しあってる。
あぁ十年後だろうと、五十年後だろうと愛し合ってるさ、間違いなく。
じいさんの薬はそれを保証するものだ。どんな理屈や原理が働いてるかなど俺に聞かれたってわかるはずもない。
永遠の愛を約束する薬。
永遠の愛とは即ち、愛し合ってるカップルがそれ以上変化をしないことだ。
そこで停止してしまえばいい。変化をするから浮気したり、飽きたり、新しい愛に目移りしてしまう。
―――変化のない日常は退屈で、耐えられないからだ。
彼らは永遠の愛を選んだ。
その意味も知ったうえで。
それは変化することを止めたということ、周りが変化していってもそこだけ変わらず在り続ける。
新しい何かは起きないけれど。
変わらない愛は確かにある。
―――づっと同じ繰り返しを飽きることなく続けていく。老いて死ぬまでづっと。
それが彼らの望んだ愛の形
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