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「あ、アタシそろそろ部活行かねぇと……」
「ん?用は終わったから早く行きなよ」
「あぁ。もう二度と会わない事を願うよ(爽やか笑顔)」
「僕もだよ(爽やか笑顔)」
ガラガラ―…
勢いよくドアを開けそのまま体育館に向かう。急いでいたから誰がいたかなんか見ていなかった。
「先生……」
「美佳……?」
「あの子……誰なの?」
「あぁ……葉月だよ。分からないとこがあるって聞きにきたらしい」
「……本当?」
「うん……」
「良かったァ!また先生を狙う人かと思ったよ」
「ありえないよ」
「えへへ~!先生大好きィ――!」
僕はきっと…
辛い恋しか出来ないのだから―…
「はぁはぁ……やっとついたぁ~」
たくッ……
生物準備室から体育館まで遠いいな……
ドカッ
「痛ぇッ!?」
急に頭に何かがぶつかった
あ~もう!
今日何回不幸な目にあえばいいんだよッ!?
「あ~わりぃ、わりぃ!外まで吹っ飛んじまったぜ」
「光輝!?お前がアタシにボールをぶつけたのは」
「うぉッ!憂!?何でこんなに遅く部活に来てんだよ?」
「うっせぇなぁ~……ちょっと呼び出しされてただけだよ」
「呼び出し~?また何かしたのか?」
「だからまたッて言うな!」
「おい、光輝!いつまでボールを取りにいってんだ……ッて憂?」
「あッ!祐希」
「あぁ……確か相田先生に呼び出されたんだっけ?」
「ッ!?何で知ってんだ?」
「俺に分からない事はない。まぁ……生物準備室に入っていくのを見ただけだけど」
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