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「(そんな事って!?)いや……俺は用があって……」
「用?女子更衣室にか?」
アタシは女子更衣室を指差す
「はぁッ!?違ぇ―よ!俺はお前に用があるんだよ!!」
「アタシに?」
「あぁ………
何で相田に呼び出されたんだ?」
「それは……」
相田が佐々田とヤってんのたまたま見ちゃったから
なんて絶対口が裂けても言えね―……
「……俺には話せないこと?」
「い、いや……そういうわけじゃないけど………」
「じゃぁ話してよ……」
真剣な目でアタシを見る光輝
あ~……もうこうなったらヤケクソだッ!
「実はさ―……今日アイツに屋上でサボってたのがバレちまって……今まで説教だったんだ」
「ついにバレたのかッ!?」
「『ついに』とか言うな!しかも合鍵もバレてさ―……」
なんとか誤魔化そうと話を続けた
まぁ……嘘はついてねぇし……
「憂はドジだなぁ~」
「光輝にだけは言われたくねぇ!」
「なッ!?俺限定かよッ!!」
「だってそーだろ。前だって
『俺様の天才テクニックを見たかぁ!』とか言ってハシャいでいたら壁にぶつかって気絶したのは誰だよ?」
「あ、あれは俺様の才能に嫉妬した奴らg『うるせぇよ凡才が』
ッ!?」
光輝を見てたらさっきまでのアタシみたい
あんなにアタシって痛々しかったんだ……
「じゃあアタシは着替えて来るから……光輝も早く部活に戻れよ」
「あッ……憂!」
アタシが更衣室のドアを開けようとしたら光輝が呼び止めた
「何だ??」
「えッ……あ、何でもねぇ!呼び止めて悪かったな」
「ん?変な光輝……」
バタン―…
アタシは光輝の行動が気になったが気にしないようにして更衣室に入った
「俺も部活に戻る……か」
光輝はコートに戻る。
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