プロローグ

1/1
前へ
/451ページ
次へ

プロローグ

     遥か昔、この大陸には五つの国が存在していた。  周りを四つの国に囲まれ、大陸の中心に領土を構える国。  名を帝(てい)と呼ぶ。  初代国王「九覇(くうは)」が、群雄割拠の国を統一する為に名乗りを揚げ挙兵し見事国を統一する。  だが、時は流れ初代国王九覇死去後、後継者として継承した長男「九鳳(くうほう)」の悪政により、民は苦しみ流民として国を捨てる者達が続出していた。  国の治安は悪化し、賊が我がもの顔ではびこり、弱き者達は泣き寝入りをする他に手立ては無かった。  だが、このまま黙って泣き寝入りするよりも、国の悪政を止める為に民達は集結し反乱軍を立ち上げる。  この物語は、国の存亡を掛けた帝国と反乱軍の歴史では語られなかった戦記である。
/451ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1666人が本棚に入れています
本棚に追加