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その頃帝国本土では、賊討伐部隊の編成を終え出陣の準備をしていた。
「へへっ…観ろよこの武器凄いだろう……」
「うおっ! 凄いなどうしたんだよ……」
「良いだろう思い切って買っちまったよ……」
帝国軍兵士達は、自分の武器や防具等を仲間内で見せ合い、戦の準備をしていた。
そして準備が終わろうとする頃には、将軍だろうと思われる帝国兵士とは違う武装を施した人物が目の前に現われた。
「よーし皆良いか! これから各部隊事に戦場に行ってもらう……
これは訓練じゃない! 実戦だと言うことを忘れるな……
それを肝に命じ…各自戦闘配備に付け!」
「はい! 了解しました!」
そして将軍の命令により、部隊事に帝国軍兵士達は散って行った。
そうあの集落も、戦場の標的とされている事など知らずに着々と準備は進められていった。
「さぁ…賊共を根こそぎ討伐してやるぜ!」
「あぁ…所詮寄せ集めの集団だ対した事は無い……」
帝国兵士達が出陣前に意気込んでいると、部隊長が現われ兵士達に注意を促す。
「そこのオマエ等…賊だからと言って油断していると足元掬われるぞ……」
「ハハ…大丈夫ですよ…油断などしませんから……」
「ヨシ! では出陣するぞ…皆遅れるなよ……」
そして賊討伐隊はそれぞれの場所目指して出陣した。
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