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そして盗賊は、自慢の斧を振り回し飛燕に襲い掛かる。
「その首貰った死ねやー！」
盗賊は斧を飛燕めがけ思いっきり振り下ろした。
すると、飛燕は斧を刀で軽がる受け止める。
ギィィン！
「この程度の腕で意気がるなよ…やっぱりオマエ息が臭い我慢出来ないわ……」
飛燕の、挑発と取れる一言に盗賊は当然の如くキレた。
「貴様ー！ 俺の力はこの程度じゃねぇー！ それに俺の息は臭くねぇー！」
再び盗賊が斧を振りかざし、飛燕に襲ってきた。
「お前もう良いや…それに匂いに我慢出来そうに無い……」
そう言うと飛燕は刀で盗賊を閃光の如く斬り付けた。
サヒュン！
「グハァ……」
盗賊は飛燕の一撃の前に無残に倒された。
「これで我慢せずに済みそうだ…次は誰だ！ 来るならさっさと来い……」
飛燕は、盗賊の血が付いた刀を突き付け、さらに挑発を続ける。
「おぉ…神はワシ等を見捨てはしなかった…感謝致します……」
村人は、飛燕の戦いを観て思わず両手を握り合わせ、天を仰ぎ感謝した。
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