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そうこうしているうちに昼休みが終わってしまった。
私たちの高校とは違って、志穂の高校は携帯を使えるほどゆるい学校ではなかった。
-まぁ、気長に待つしかないか-
午後の授業はかなり、ダルい教科ばかりだった。
-早く、帰りてぇ-
亮子も同じような、顔をしていた。
やっと授業が終わった頃、違うクラスの中学時代からの友達が、いち早くホームルームを終えて、迎えに来た。
「昌~。早よ帰ろうや~。」
「おう!亜紀。今行く!」
亜紀とは、中学1年から同じクラスだった。何気なく、話すようになって仲良くなった。
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