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自分に嘘をついてた。
そんな事ずっと前からわかってた。
例え私が壊れても、あゆかの側にいれたら良いって思ってた。
思ってたのに!!
抱きしめる腕に力がこもる。
「ナツメ……?」
「好きだよ、ずっと……ずっと好きだったんだよ、あゆか」
あゆかが誰かのものになったら先に私が壊れそうだよ。
「な……ナツメ?」
腕の中で慌てるあゆか。この手の力を緩めたら、もうあゆかの側には居られないのかな?
じゃあずっと抱きしめていたいな。
「ずっと言いたかった。でも迷惑になるからって我慢してた。でも、あゆかが誰かと一緒になるとか考えたら……」
気持ちを告げながらも、内心はなんだかどんどん落ち込んでいた。
あゆかの事だから拒絶はしないだろうケド、段々疎遠になったりとか、無かった事にされちゃうのかな。
まぁ。
それでも側に居れたらやっぱり嬉しいなんて思ってしまう私は、かなりあゆかが好きなんだな。
なんなんだよ、私💧
どうしたいんだよぉ~😓
「ナツメ……手、緩めて?」
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