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「ナツメ？今いいか？」
声を掛けてきたのは、
野球部キャプテンで私達の同級生 麻生和樹だ。
色が浅黒くて、身長が
190cmは余裕である。
だから麻生に目の前に立たれるとデカい影が出来るんだよね。
「何？麻生」
「あ、いや、ここじゃ
ちょっと……」
焦りながらチラッと麻生はあゆかを見た。
あゆかはそんな視線にも気付かないでせっせと
宿題を写している。
その姿戦国武将の如し‼
気のせいか後ろに根性と言う名の炎をまとってるみたいだ(笑)
……まぁ写しているだけなんだけどね💦
「いいよ、じゃあ屋上んとこの廊下行こうか？」
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