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その夜
俺は親父に問いかけた
「なぁ親父。あの娘達は一体何なんだ?」
「許嫁だ」
「は?」
「だから許嫁だ」
「親父…いつから日本は一夫多妻を認め始めたんだ?」
「違う。お前があの中から一人を決めるんだ」
「待てよ!俺の意思はどうなる!」
「不満か?」
「う…」
美少女3人に言い寄られて不満と言うならば、世の中の半数以上が俺に殺意を抱くだろう…
「ならば問題あるまい」
「でもよ!選ばれなかった2人はどうなるんだよ…」
「仕方のない事だ」
「仕方のない!?それで済まされる問題なのかよ!」
「そう思うなら誰も選ばなきゃいいだろ」
「…」
「期限は来月のお前の18の誕生日だ。それまで私と母さんは帰って来ない。帰って来たときに答えを聞かせてもらう」
俺は無言で親父の部屋を出た
こうして俺の非日常生活が幕を開けた
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