非日常の始まり

4/4

82人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
その夜 俺は親父に問いかけた 「なぁ親父。あの娘達は一体何なんだ?」 「許嫁だ」 「は?」 「だから許嫁だ」 「親父…いつから日本は一夫多妻を認め始めたんだ?」 「違う。お前があの中から一人を決めるんだ」 「待てよ!俺の意思はどうなる!」 「不満か?」 「う…」 美少女3人に言い寄られて不満と言うならば、世の中の半数以上が俺に殺意を抱くだろう… 「ならば問題あるまい」 「でもよ!選ばれなかった2人はどうなるんだよ…」 「仕方のない事だ」 「仕方のない!?それで済まされる問題なのかよ!」 「そう思うなら誰も選ばなきゃいいだろ」 「…」 「期限は来月のお前の18の誕生日だ。それまで私と母さんは帰って来ない。帰って来たときに答えを聞かせてもらう」 俺は無言で親父の部屋を出た こうして俺の非日常生活が幕を開けた
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

82人が本棚に入れています
本棚に追加