第一講~ぺろり太郎~

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ぺろり太郎 べか太郎、べくわ太郎とも言う。 伝わる話は以下の様な物である。 ある所に太郎と言う子供が居た。 太郎はあまりにも大食いであり、家の食料を食べ尽くしてしまった。 やがて家を追い出された太郎は、牛や人間までも襲うようになり、「ぺろり太郎」と呼ばれ恐れられるようになった。 さて…この話を読んで気付くのは、太郎は元々は人間の子供だった事ですね。 それが妖怪と呼ばれ、恐れられるようになった原因は… 異常な食欲と、外見の異形さでしょうか。 ここで、以前読んだ医学書の記憶を頼りに調べ直してみたら…… ありましたよ…… 症名「プラダー・ウイリー症候群」image=122754780.jpg
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