-海弛-

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                   《ガシャンッ》                    美奈穂「もう耐えられないっ!!」                    そう叫んだのは、俺の彼女の美奈穂。                    美奈穂が勢いよく立った瞬間黒いテーブルに置いてあったガラスコップが床に落ちて割れた。                    『何逆ギレしてんだよ!!お前が他の男とメールしてっから…!!』                    美奈穂「だから何っ!?別にメールくらいいいじゃないっ!!」                    『何だと……!?』                    カッとした。                    これまでたまってた物が溢れて……                    《バシンッ!!》                    美奈穂「キャッ……!!」                    『ー…あ』                    美奈穂を殴ってしまった。                    (ヤべ…)                    『ご…ごめん、美奈穂…。』                    俺はそう言いながら美奈穂に手を差し伸べる。                    だが、美奈穂はその手をとろうとしなかった。                    『み…美奈穂?』                    美奈穂「……れよ。」                    『え?』                    美奈穂「…別れよう、海弛。」                    『別…れる?』                    オウム返しのように言われた事を美奈穂に聞き直した。                    別れる?                    そんなの、ありえない。                    美奈穂「別れ…て…ヒクッ…」                    泣きながら美奈穂は俺に訴える。                    
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