親友の彼氏

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私とまこ君は市内電車に乗り、街まで出た。 男の人と二人で街を歩くなんて初めてで、すごくドキドキした。 それに、親友の彼氏と二人で出掛けている事への罪悪感と、祥子の友達や知ってる人に目撃されないかの恐れと、様々な気持ちが入り交じり私は平常心を失いつつあった。 まこ君とは祥子の話しばかりしていたし、いつも弁当をあげている事へのお礼におごってくれるだけなんだ、と自分に言い聞かせた。
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