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取り敢えず私は安心した。
料理長の顔色は悪かったけど、ずっと連絡の取れなかった不安な気持ちは消えた。
その翌日も料理長は休んだ。
サブ料理長から「今日は料理長から休むってちゃんと連絡あったよ」と言われたので、「そうなんですかぁ…一人で寝てて大丈夫なんかなぁ」と私が言うと、私にとって衝撃的な言葉が返って来た。
サブ「あ、大丈夫みたいよ。熱出した次の日から彼女が大阪から来てくれて、ずっと看病してくれてるんだって」
え…
そうなんだ…
大阪から純子さん来てるんだ…
私だって彼を看病してあげたいのに、彼は私ではなく純子さんに看病を頼んだんだ…
昨日サブ料理長と様子見に行った時に、ドアの向こうには純子さんがいたんだ…
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