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<大山倍達 座右銘十二ヵ條>
一、武の道は礼にはじまり礼におわる。よって常に礼を正しくすべし。
二、武の道の探究は断崖をよじ登るがごとし。休むことなく精進すべし。
三、武の道においてはすべてに先手あり。しかれども私闘なし。
四、武の道においても金銭は尊いものなり。しかれども、執着すべからず。
五、武の道は姿なり。何事においても常に姿を正しくすべし。
六、武の道においては千日を初心とし、万日の稽古をもって極とす。
七、武の道における自己反省は常に練達への機会なり。
八、武の道は宇のためにあるものなり。修練にて私心を忘れるべし。
九、武の道においては点を起とし、円を終とす。線はこれに付随するものなり。
十、武の道において真の極意は体験にあり。よって体験を恐るべからず。
十一、武の道において信頼と感謝は常に豊かなる収穫を得ることを忘るべからず。
十二、武の道において財を失うは小、信を失うは大、覇気を失うは己れを失するものと知るべし。
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