学都物語（学都編）

学都物語のはじまり

らさ」
そう、ここは魔法使い育成学校である。例えばこんな壊れたドアなどすぐに直せてしまうのである。魔法は様々である。例えば、よくＲＰＧなどでよく見る攻撃、防御、回復などの魔法があるが、それと似たようなものである。学校では専門の科に分かれ授業をする。工業や医療、ＩＴなどもある。とくに入る目標がなかったり、レベル（年に一度試験がある）が低い者は、主に普通科にまわったりする。普通科でも試験があり、これに合格すると表面ではレベルが上がるのである。そして、そのレベルには１０段階の階がある。
高校生の平均は３程度であるが、この二人は１である。
馬鹿な二人にはドアを治す能力もない。
「ふ、いつもお前には（ある意味）泣かせられてばかりだな・・・」
二人は腐れ縁だ、寮はいつも隣部屋、悲しくなってくる。
「わかったから本当に泣くなよ。」
泣きそうだ
「そうだスズッチ。」
「・・・ん？」
いつになく真剣な顔になる朝倉に寒気さぇ覚えた。こんな真面目な顔になるんだ。なにかあったのだろぅ・・・。