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『あんたなんかいなきゃ良かったのに……。』
そう言ったのはあたしの実母だった。
あの人(実母)が再婚したのはあたしが私立中学に合格してすぐの頃だった。
再婚相手の翔太(しょうた)さんはすごく優しくて良くしてくれた。
その翔太さんとあの人の間に男の子が生まれた。
翔陽(ひかる)君だ。
その辺りからあの人があたしを疎むようになった。
そして今日も一人でこうやって外で夕飯を食べている。
あたしは小竹 守(こたけ まもり)。
明日、私立洸陽学園中等部を卒業する。
あたしはマックでテイクアウトしたポテトを口に加えて両足を抱えた。
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