鬼隠し編「第1話・雛見沢村」

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引っ越してきてから3週間になるが、ちゃんとこの村を見て回るのは初めてだ。 レナ「あっ、こんにちは」 「こんにちは、仲良さそうでいいわね。あなたは前原くんだったかしら?」 圭一「あ、その今後ともよろしくお願いします」 「フフッ、よろしくね」 圭一「今の人俺の名前知ってたぞ?」 レナ「あはは、圭一くんの名前なら村の人はみんな知ってるよ」 圭一「・・・えッ?な、何で俺ってそんなに有名人なんだ!?」 レナ「難しいことじゃないよ。雛見沢は小さな村だから、みんな顔見知りなんだよ」 圭一「ああ、そうか、つまり知らない人を見つけたら自動的に新しく引っ越してきた前原さん、となるわけか」 レナ「そゆこと!あ、今の人は入江診療所の看護婦の三四さん、趣味は野鳥の観察だって。その前に会ったのが竹蔵おじさんだよ、次が大介くん、将来の夢はスナイパーだって」 圭一「へーお互いの事をよく知ってるんだな」 神社、つり橋・・・山しかないこの村で見て回れる場所はそう多くない。けれど、レナと一緒の時間は楽しくてあっという間に過ぎていく。 日が暮れてきたな・・・ レナ「あ、圭一くん!あと一か所寄りたい所があるの・・・いいかな?・・・かな?」 圭一「・・・うん?構わないぜ」 もしかして、今から行く場所が観光名所のトリか? レナ「わぁい!ありがとう。こっち、こっち、こっちだよー!」
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