59人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな事が続くとクラスの男子もイジメに気付き始めた。
そんな時、私が男子と話してるとTが言ってきた。
『〇〇、M(私)のこと好きなんやないん?』
男子はそんなつもりなんてないのに、そんなことを言われたら嫌に決まってる。
だんだん放課後だけではなく、日中でもイジメが始まった。
体育の授業や理科など、グループを作る時は、必ずあふれる様になった。
ほんの数人の男子は面白がって見ている。
あるとき、Tが男子に
『Mのこと好き?』
と、わざと私に聞こえるように大きな声で聞いていた。
すると男子の答えは
『好きでもないけど、嫌いでもない』
…その言葉を聞いた時、ホッとした自分がいた。
好きじゃなくてもいい…嫌われてないんだ…と。
Tは期待していた答えとは違ったので、
『えー!!』
の一言だった。
そして、イジメにあいはじめて親にも言えない私はレポート用紙に辛い気持ちを、なぐり書きして発散していた。
“死にたい”
“T死ね”
もう言えない気持ちをすべてなぐり書きだ。
そして、ある時、私はイジメに耐えられなくなって高熱を出してしまった。
その時、入院していた母も一時退院して家にいた。
何日かして熱も下がり学校に行った。
そして、母が偶然に私のなぐり書きしているレポート用紙を見つけ、イジメに気付いたのだ。
最初のコメントを投稿しよう!