気付き。

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そんな事が続くとクラスの男子もイジメに気付き始めた。   そんな時、私が男子と話してるとTが言ってきた。   『〇〇、M(私)のこと好きなんやないん?』   男子はそんなつもりなんてないのに、そんなことを言われたら嫌に決まってる。   だんだん放課後だけではなく、日中でもイジメが始まった。   体育の授業や理科など、グループを作る時は、必ずあふれる様になった。 ほんの数人の男子は面白がって見ている。   あるとき、Tが男子に   『Mのこと好き?』   と、わざと私に聞こえるように大きな声で聞いていた。 すると男子の答えは   『好きでもないけど、嫌いでもない』   …その言葉を聞いた時、ホッとした自分がいた。 好きじゃなくてもいい…嫌われてないんだ…と。  Tは期待していた答えとは違ったので、   『えー!!』   の一言だった。   そして、イジメにあいはじめて親にも言えない私はレポート用紙に辛い気持ちを、なぐり書きして発散していた。   “死にたい”   “T死ね”   もう言えない気持ちをすべてなぐり書きだ。   そして、ある時、私はイジメに耐えられなくなって高熱を出してしまった。   その時、入院していた母も一時退院して家にいた。   何日かして熱も下がり学校に行った。   そして、母が偶然に私のなぐり書きしているレポート用紙を見つけ、イジメに気付いたのだ。
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