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カツッ、カツッ、カツッ、カツッ…
エレベーターを降りて無心でドアの前まで行き、恐る恐るドアをノックした…
まったく応答がない……
この一枚の壁の向こうにいるのは分かっている。だから何度も何度も叩き続けた。
次第に音の間隔が狭くなり、叫び声も自然に出てくる。
頭の中ではいろいろなパターンが次々と泳いでまったく思考回路が定まらない…
こういう時はいい事は浮かばず、自分で自分を傷つける事ばかりに必死になる血液がいる。
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