序章

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こんな話を聞いた事はないだろうか? ある夜、女子大生のアパートに友達がに遊びに来た。 友達は部屋に入り、テーブルに着こうとするや否や、不自然なほどに外へ連れ出そうとした。 不思議に思いつつ、外へ出て行くと友人は安堵のため息をついて、こう告げた。 「あなたのベッドの下にナイフを持った男がいたのよ」と。 直ぐに警察に連絡し、ベッドの下を調べて貰うが男の姿は無い。 が、そこにはナイフが落ちていた。 そしてナイフの柄には、ルビーが一つはめ込まれていた。 そのルビーの色は、血に染まったかのような朱みを帯びていたといわれている。
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