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学校は家からは結構近い。
歩いて10分くらいだ。
だから毎朝歩いて登校している。
「おはよ~!」
肩まで伸びたオレンジの髪をなびかせ、にっこり笑いながら俺に話しかけてきたこの女の子は幼なじみの久澄 彩菜(クズミ アヤナ)。
「おはよう。」
成績優秀、容姿端麗、スポーツ万能の完璧少女だ。
だけど彼氏はいない。
というか言い寄ってくる男はいっぱいいるけど全部断ってるみたいだ。
なぜだろう?
「どうしたの?あんまり元気ないよ?」
「いや、なんでもない。大丈夫だよ」
「そう?またご飯つくりに行ってあげるから元気出してね」
「ありがとう」
そう話をしながら二人で登校する。
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