きらきらひかる

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ちょっとドキッとした。胸の奥がチカッとした。 『他のクラスのやつには内緒だぞ。対応しきれないからな。』 またさっきまでの笑顔になった。 『了解~っ』 教室の真ん中くらいのところで手を上げてすくっと立ち上がった子がいた。 なんかノリの良い子だなあ。 エリよりもいい感じに髪も染まってるし巻き髪もばっちりだわ。 『でも先生、こんなに女子高生からたくさんメールきたら、彼女に怒られんの?』 『えっと、お前は…。』 『はるか。近藤遥香で~す。』 『おぅ。はるか…な。…大丈夫、大丈夫。俺、携帯2つ持ってるから…。』 なぁ~んだっっ。 なんとなくがっかり。 『え~?』 『何それ』 『ん。じゃあ、この話はおしまい。そろそろHR終わりだな。』 『先生~。名前なんて言うの~?登録出来ないじゃ~ん。』 『あれ?言ってなかったか?そっか、そっか。』 黒板に割りと綺麗な字で 柳沢拓治 と書いた。 なんだやっぱし書くんじゃない。 『じゃあ、これから1年間よろしく……今日はこれで終わりだな。明日、ちゃんと学校来るんだぞ。明日休むと絶対俺のせいになるからな。とりあえず明日は来い。いいな。』 。
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