第三話

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「俺を踏み台にするとはな……」 「貴様、よくもアルフレドを……」 ワームの一体が欠けた事で、場の空気が変わる。 「いくぞ!ロミオ!2人で1人に見せる作戦だ!」 2体のワームが飛び上がり空中で交差する。身構える矢車だったがワームの姿と太陽が重なり一瞬視界から消える。 鞭のように伸びたワームの触手が空を切り矢車を打ちつけた。 「くッ……ライダーパンチ!」 重力に引かれ落ちてくるワームを拳で迎撃するが手応えは無い。 2体のワームが縦に並び前のワームが防御に専念、後ろのワームが攻撃……らしい。 コンセプトはさっきと同じだが、前のワームがしっかりと矢車の動きに合わせてくる。同じ作戦は使えないようだ。
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