第三話

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「聞いて驚けッ!!」 「見て笑えッ!!」 「我らヨミ様に使える忠実なる下部……」 聞いてもいないのに勝手に自己紹介が始まった。新たに現れた3人はそれぞれ忍者、格闘家、軍人のような特殊な格好をしている。それもどちらかと言えばマンガとかで見るような少し、大げさで実戦には向かないような感じの物だ。 「空戦鬼ロプロスッ!!」 ちょっと昔の戦争映画で戦闘機のパイロットが着るような飛行服の男が…… 「海戦鬼ポセイドンッ!!」 藍色の武道着に赤いマントを羽織り、服と同じ色のマスクで顔半分を隠した男が…… 「陸戦鬼ロデムッ!!」 赤い仮面で目元を覆い、黒の忍び装束に身を包んだ少年……いや、声を聞くに少女が…… それぞれポーズをとり、名前を名乗る。 「ここから生きて帰りたければ我々全員を倒していけッ!!」
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