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しばらく坂を上がって行くと、小走りで先に行く戒。
『綺麗ー!ほられいちゃんも来て!』
ゆっくりと歩く俺の腕を、早く早くと引っ張り、必死で俺に夜景を見せようとしている。
でも、俺はそこで止まって
『戒君がキスしてくれたら行く。して呉れねぇなら帰る』
と、少し苛めてみる。
『じゃあ、ちゃんと来てよね!///』
真っ赤になりながらも、目を瞑って俺の唇に戒のソレを重ねてくる。
俺は戒の頭を押さえつけて舌を僅かな隙間から捻り込み口内を犯す。
すると、戒もそれに合わせて舌を絡めてくる。
『んふっ…れ、れい…ちゃん…』
息苦しくなったのか俺の胸を叩いてくる。
離してやると、銀色の糸が2人を繋いでいた。
『…//行こ?』
キスしたじゃんと目で訴える姿は仔犬の様で。
『行くべ』
そう言うと戒は、赤くなった顔を隠す様に先に行ってしまったので、ゆっくり後を追い掛けた。
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