A r k

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    そんな私を、組織(アイツら)は嘲笑ったわ 愛とはいずれかわりゆくものだと。 永遠に愛し愛される関係などないのだと。 ならばいっそのことあなたの中に取り込んでしまえば あなたは救われるのだと 組織(アイツら)は私に “It(knife)”を渡した… その時点から、いや最初からきっと。私達の運命の歯車は組織によって廻されていたのだと あの時気付いていれば‥ いや本当は気付いていたのかもしれない 其れでもよかった 私はただ。あなたを愛してた。それだけだったから        
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