5人が本棚に入れています
本棚に追加
リヴは、この街の駅を利用していると思い、ひたすら駅で待ち続けた。
しばらく待っていると、髪の色が派手な女が歩いていた。似顔絵をみると、リヴだった。
彼女に近づく。
「あの、立花早智さんですか?」
「そうだけど、アンタ誰?」
「守山レイといいます。」
「何の用?」
「毎晩、同じ夢みてませんか?自分が男で、召喚術をつかって戦っている夢を。」
「アンタが、あんな変な夢みせてんのか!!」
リヴは、私の胸ぐらを掴んでそう言った。私は、その手を優しく除けた。
「違います。今は説明できませんが、付いてきてもらえますか?」
「はぁ!?何で?」
「付いてきてもらえれば、夢の説明をします。今は、一刻も早く仲間を集めなければ。」
「仲間??」
「今、言えることは、あの夢は、アナタの過去。前世で起きていた事。そして、アナタは私のパートナーだった。」
「前世??パートナー??ちょっと意味わかんないんだけど。」
リヴは混乱していた。
当たり前だ。いきなり知らない人がきて、前世だのパートナーだの言われて理解出来るはずもない。
最初のコメントを投稿しよう!