看病

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響「わけ分かんないっ いい?椿 あたしは、褒めて伸びるタイプなの!!」 椿「褒めて伸びる?」 響「そうよっ 誰だって褒められたら、次も頑張りたいって思うじゃない!!」 椿「…そうですか?」 響「椿は今まで褒められたことがないのよ、きっと」 椿「そうですね」 響「エ゛ーッ!! そうなの!?」 椿「あなたが今言ったんじゃないですか」 響「いやぁ… まさか肯定するとは思わなかったのよ」 椿「私は、あなたと違って、完璧でしたので、褒めれる立場の人がいなかったんですよ」 響「さりげに嫌味言ったわねっ!! だいたい、自分のことを完璧って言うのは、ナルシストって言うのよ!!」 椿「事実は仕方がないでしょう 完璧な人が大したことないなんて言ったら、それこそ嫌味ですよ」 響「その言葉を発してる時点でもう嫌味なのよっ!! それに、あなたは褒められてもあんまり喜びそうにないし」 椿「そうですね レベルの低い人に褒められるなんて、私の癪に触ります」 響「じゃああたしに褒められるのは?」 椿「レベルの低い人に褒められると癪だと言いました」 響「それってあたしのレベルが低いって言いたいわけ?」
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