プロローグ

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「申し訳ありませんお嬢様!!」 「最低 あなたもうクビだから!!」 何やら執事が失敗してお嬢様の機嫌を損ねてしまったらしい 「お…お嬢様…」 「うるさいわね!! クビって言ったらクビなのよ。 もう二度とあたしの前に顔出さないで」 「…はい」 執事はしょんぼりしながら屋敷を出て行った。 「全く… 何アイツ。 たった1回の失敗ならまだしも、失敗ばっかりじゃない!!」 「もう… あなたは執事をクビにしてばっかりね」 「だって駄目な執事ばかりなんですよ? お母様、また新しい執事を雇ってください」 「はあ… 分かったわよ。 じゃあ至急手配しますからね」 「うん 今度はきちんとした執事をお願いね」 「はいはい わかりましたよ」 コローン お母様がベルを押すと、執事長がやってきた 「奥様、お呼びでしょうか」 「新しい執事を至急手配してちょうだい」 「…またですか」 「そうなのよ… 今度はちゃんとした執事をお願いね」 「かしこまりました 明日までには手配します」 執事長が戻っていく。 「全く これ以上執事をクビにするのはやめなさいよ」 「駄目な執事ばかりなのがいけないんです。お母様」 「…それもそうね」 軽い考えで終わった
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