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その日は雪だった。 僕は、彼女の病院へ急いで駆け込んで病室に入った。 君は笑顔で迎えてくれた。 もうすぐお別れが近づくことを知っているかのように、 君は笑顔で、 「有難う」 と言った。 君の笑顔に今にも泣きそうな瞳、 僕は必死に泣くのを堪えた。 君の前では泣きたくないから。
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