弓使い

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YAZIN達はyuukiの村から三時間程歩いた村に到着していた。 到着するなりyuukiはYAZINの左手を見ながら言った。 「YAZIN!左手...少し光ってないか?」 YAZINがyuukiに言われ、左手を見ると確かに左手が薄く光っていた。 「これは!?青龍の紋章の継承者が近くにいるぞ!」 YAZINは、喜びながら言った。 そして、人目のつかないところに行きYAZINは心を落ち着かせ唱えた。 「青き龍よ...我が手にその力を宿したまえ...」 YAZINは手を前に伸ばしその左手は薄く光を放ち始めた。 「いでよ!ボルカニックアロー!」 YAZINの手は輝き、弓が現れた。 「よっしゃ!さぁ継承者を探してくれ」 YAZINが叫ぶとボルカニックアローは呼応し、継承者に向かい始めた。 ボルカニックアローは深い森の中にYAZIN達をいざなった。 「結構歩いたな...」 yuukiが言うと、ボルカニックアローがYAZINの手を引っ張るのをやめた。 「あっ!止まった」 YAZINが言い、辺りを見回した。 「バシュ!」 どこからか矢を放つ音が聞こえた。 「あっちだ!」 yuukiが指をさし、YAZIN達がその方向に向かった。 すると、そこには一人の弓使いがいた。 「いた!」 YAZINが人を見つけ、言った。 「誰だ!?」 弓使いは弓をYAZIN達のいる茂みに向けた。 YAZIN達は両手を上げ、静かに立ち上がった。 「なんだ...人間か...」 弓使いは、弓をしまい去ろうとした時、 「待って!」 YAZINが呼び止めた。 弓使いが足を止め、振り向いた。 「あんた、名前は?」 YAZINが聞くと、弓使いは静かに、 「...RUKIだ」 と答えた。 「RUKI!あんたは青龍の紋章に認められたんだ!頼む!仲間になってくれ!」 YAZINが必死に言うと、 「...興味ない」 そう言うとRUKIは去っていった。
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