弓使い

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「待ってくれ!!」 去ろうとしたRUKIを呼び止めたのはyuukiだった。 RUKIはyuukiの言葉で足を止め、振り向いた。 「頼む!RUKI...あんたの力が必要なんだよ!」 「...興味ないね...でも、そこまで言うなら俺と勝負して勝ったら考えてもいいぞ」 yuukiの説得により、RUKIが勝負を提案した。 その提案にYAZINは、 「いいだろう!受けてたってやる!」 YAZINはyuukiの有無を聞かずに勝負を受け入れた。 「おい!いいのかよ!?」 yuukiがYAZINに聞くと 「大丈夫だよ!こっちには神器があるんだから」 YAZINが腰に手を構えながら言った。 「獄炎の不死鳥よ...我が手に獄炎の力を宿したまえ...」 そうYAZINが唱え始めると腰に構えた手は炎に包まれた。 そして叫んだ。 「いでよ!不死鳥ボルシャックブレード!」 そう叫ぶと、炎は弾け飛びその中から真紅の太刀が現れた。 「神器か!?」 RUKIは驚いていた。 その隙を突き、YAZINが一気に間合いを詰めた。 「はぁぁぁ!!」 YAZINが剣を思いっきり降り下げた。 「ガキィン!」 なんとRUKIは矢の先端でYAZINの剣を受け止めた。 「なっ!?」 見ていたyuukiが驚いた。 「くっ!」 YAZINはその場でジャンプし、一回転して斬った。 「シュン!」 RUKIはYAZINの視界から消えた。 「ど...どこだ!?」 YAZINが探していると後頭部がひんやりした。 なんと、RUKIは一瞬にしてYAZINの後ろに回り込み矢を後頭部に突きつけていたのだ。 「こ...降参だ...」 YAZINは両手を上げ、降参した。
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