ENCOUNTER

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YAZINは村を出て、森に差し掛かっていた。 「いやー...どこだ??」 YAZINは早速迷いに迷っていた。 「ガサガサ...」 「む?」 YAZINは、腰にさした太刀に手を置いた。 YAZINは太刀を中心に鍛練したようだ。 「こいつは!?」 そこから現れたのは「ピーチック」というモンスターだった。 ピーチックは新米ハンターが練習に戦うようなモンスターだ。 「なんだ...ピーチックかよ」 YAZINは呆れながら太刀を抜いた。 「ピー!ピー」 ピーチックは震えながら鳴いていた。 どうやら、怯えているようだ。 「う.......」 YAZINは少し、ためらっていた。 (いや!!駄目だ駄目だ!やらなきゃ!!) YAZINは首をブンブン振って剣を構え直した。 「覚悟!!」 YAZINは気合いを入れ、剣を振り下ろした。 「ピーーー!」 「ピタ!」 YAZINの剣はピーチックの目の前で止まった。 「駄目だ!お前!早くどっか行け!」 YAZINはピーチックをとうとう殺せなかった。 「ピー!ピー!」 ピーチックはYAZINになついたらしく頭を足にすりすりしながら鳴いていた。 「お前、一緒に行きたいのか?」 YAZINが聞くと、 「ピー!」 自分の翼を頭に当て、敬礼のポーズをとっていた。 「そうかそうか!じゃあ、名前をつけないとな!」 YAZINは腕を組み、名前を考え始めた。 「よし!お前の名前はピー助だ!」 YAZINは、ピー助を指差しながら言った。 「ピー!」 ピー助は跳び跳ねながら喜んでいた。 YAZINは新しい仲間?の「ピー助」を連れて、村へと歩を進め始めた。
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