ENCOUNTER

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YAZINはピー助とあるいているとある村に着いた。 「つ...着いたぁ」 YAZINは座り込みながら言った。 「ピー!ピー!」 ピー助はYAZINの頭の上で跳び跳ねていた。 「!」 この村に入った瞬間に、紋章が疼き出した。 (白虎の紋章が!?) YAZINは立ち上がり、森の方へと走った。 「疾風の王よ...我が両手にその力を宿したまえ...」 そう言うとYAZINは両手を空にあげ、両手は薄く光っていた。 「いでよ!!ウインドダガー!!」 YAZINがそう叫ぶと、YAZINの両手に二つの短剣が現れた。 「よいしょ!さぁウインドダガー、持ち主を探してくれ!」 YAZINがウインドダガーに問いかけると、ウインドダガーに引っ張られるようにYAZINが走り出した。 「ちょ!速いって!」 そんなことを言っているとウインドダガーが止まった。 「あいつかな?」 YAZINの目に止まったのは、一人の男だった。その男を見ていると、 「ヒュゥゥゥ...」 空から何かが落ちてくる。 「ドガーン!」 落ちてきたものは地面に接触すると爆発した。 「うわっ!」 ウインドダガーの主と思われる男がYAZINの方に吹っ飛んできた。 「あんた!大丈夫か!?」 男は心配していた。 「あんた...名前は?」 YAZINは、ひっくり返りながら聞いた。 「俺はyuuki!それよりここから逃げるぞ!」 YAZINは逃げようとするyuukiの腕を掴んだ。 そして、 「頼む!一緒に戦ってくれ!あんたは...yuukiは白虎の紋章に選ばれたんだよ!」 YAZINはyuukiに必死に言った。 しかし、yuukiはポカーンとしていた。 YAZINは続けていった。 「今から、白虎の紋章をyuukiに授ける!」 YAZINはyuukiの上に手を置いた。 「お...お前!何を!?.....!」 yuukiは反論していたが、しだいに自分の額が熱くなり同時に力が湧いてくるのに気が付いた。
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