第一章 紅い月の夜
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びっくりする間もなく、その影はすごい速さで飛んできて、私のいる窓枠の前で止まった。 風音「ひっ……!!」 あまりの突然な現状に、声もひきつった。 その人影が、ゆっくり顔をあげる……。 そして、一言 ???「やあ、僕らのウェンディ」 形のよい薄い唇が、ゆっくり動く。 ???「さあ… 迎えに来たよ」
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