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―――ふ、と寒気を感じ、どことなくけだるい身体をよじる。
……あれ、私どうして…
寝起きでぼうっとする頭を叱咤し、辺りを見回す。
そこは見慣れた自分の部屋で、私は勉強机の上に伏せて眠っていたらしい。
机の上の時計の針は午前1時を指していた。
ようやく正常になってきた脳から記憶を引っ張り出す。
たしか…私、数日後に控えた試験勉強してたはず…………そっか、きっとそれで、うたた寝しちゃったんだ…
ひとつに繋がった経緯にすっきりして、改めて室内に目をやる。
……え……?
部屋の中に感じる違和感。
風音「な、何これ…!?」
勉強途中で寝てしまったのなら、つけっぱなしでいいはずの明かりが消えている。
そのせいか室内は暗く、しん…としていた。
しかし、それだけではなかった。
どういうわけか
―――部屋が、ぼんやりと赤く照らされていた。
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