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まわりの風景も感じる風も
何もかもが
少しずつ新しい季節へと変わっていく
生まれ来る命、去りゆく命
全ては時の流れのままに
君に逢いたくて……
でも逢えなくて
あの微笑みも、あの声もすべて過去の思い出の中に
ほんの少しの勇気があれば
いいだせたはずなのに
いいだせないまま
時は流れ、刹那さだけが 心に残る
今君の心は何処に
その想いのすべてはどこに
何もわからぬまま
ただ、立ち尽くすだけ
暮れゆく街なみ、街路樹に灯るあかり
静かにふくその風は
そっと優しくほほをなで
感じる風は新たな季節をはこんでくれる
いつもここで見ていた風景も
いつも感じていた柔らかな風も
すべては思い出の中に
君と出会った夏の日いつも君はそばにいて
優しく語りかけてくれる
君のその笑顔も、柔らかな声も
すべてが僕を癒してくれる
その笑顔を守れるのなら
その声をきけるなら
何も望まない
時は静かに流れ、その想い届かぬまま
すべては淡く切ない想い出に
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