《天敵》

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『其の一』 《[天敵]=ある生物を好んで捕食する生物.》と辞書にある。しかし、今私が述べるこの中では《[天敵]=ある生物を死に至らしめる生物》という意味も含んだ使い方をさせて貰おう。 最近、断り書きをしておかないと、私の趣旨と全く違う方向でくだらないツッコミが入るのでね。 では本題に。 この地球上に生きるあらゆる生物の中で、ずば抜けた進化を遂げた「人類」。 火や道具を使い二本の足で歩き、特別な思考回路を得、高度な文明を築き上げてきた生物。 もはやこの地球上に「人間」の「敵」はいなくなったかの様だ。 下手をすれば、この星は「人間様」のモノだ、とでも思っているかの様な振る舞いさえ見受けられる。 私にすれば「とんでもない話」なのだけれどね。 さて「無敵」となった「人間」は増え続け、今や総人口…いくつだ?50億?まだそんなにいってないのかな?ま、そーと~な数な訳で。 「自然なサイクル・バランス」からいって、おかしくないのかねぇ、この数は。 私には異常発生に思えるのだけど。
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