《天敵》

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『其の三』 私には何故か見えない「力」が働いているように思えてならない。 「地球」が、「自然」が、「人間」は受け入れられないと言っているように聴こえる。この星には必要ないと言っているように聴こえる。 傍若無人な振る舞いで、「母なる大地」を壊し、汚してきた「人間」。 「種としての流れ」が、自ずから身を引こうとしているのかもしれない。 相変わらず今日も、「無敵」となった「人間」同士が殺し合いをしている。 「天敵」がいない筈の「人間」。 その「人間」の「天敵」は… 「人間」だ。
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