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ミルクは振り返らず、走った。叫び声が聞こえても走った。どんなにつまづいても立ち上がり走った。 どんどん涙で前が見えなくっていく… 走り続けて、やっと家に辿り着いて、力が一気に抜けてしまい、バタンと座り込んだ。 そのあと、一時ぼーっと、前だけを見ていて、また涙が溢れだし、 「うわぁぁぁぁ、あぁぁぁぁぁ!」 と、一日中声が枯れるまで泣き続けた… そして、次の日からミルクはいつもの笑顔に戻った…両親の言葉を信じて… そして、またその日から散歩を度々散歩するようになった………、自分の居場所が無くなったから……
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