06.勉強

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そして、後日…。 『やったぁあ!!! 雅くん雅くん!!わたし、追試合格したよっ!!』 「うるせぇえっ!!! 人が寝てんのに大声だすんじゃねぇよ馬鹿っ!! 追試なんてなぁ、受かって当たり前なんだよ馬鹿!! んなことでいちいち喜んでんじゃねぇ!!」 『ひ、酷い!! 頑張ったんだからちょっとぐらい誉めてよー!』 「おーすげーすげー(棒読み)」 『う~……勉強教えてくれたお礼にまたケーキ作ってあげようと思ったのになぁ~…』 「チーズケーキ。」 『誉めてくれないなら作んない!』 「………」 雅くんは思いっきりめんどくさそうな顔をした。 なんか、初めて雅くんに勝った気がする。 「わかったよ…。 まぁ、お前にしては頑張ったんじゃねぇの?」 『……ーーーっ!!』 「おい、笑ってんじゃねぇ!!」 なんだか、妙に素直な雅くん。 そんなにケーキが好きなのか。 そう思うとなんだか可愛い。 『雅くん、ありがとう。』 「ーっ!///ι」 机に座りそっぽを向く雅くんの顔が赤かったのは何でだろう? まぁそれはともかく…。 せっかく誉めてくれたんだから、今度ちゃんとチーズケーキを作ってあげよう。 そんなことを思いながら、今日も終わってゆく。 .
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