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初期衝動
きっとあの時の僕の目は
キラキラと輝いていたんだろう
あの時は何も分からなかった
だから純粋に前を向くことができた
これから自分はどんな風に進化していくか
無限の可能性を信じていた
太陽のような眩しい未来
毎日が新鮮で楽しくて
見るもの全てに胸が高鳴った
しかし何故だ?
あの時の胸の高鳴りはどこに行った?
無限の未来はもう足元にあるのに
果たしてどのくらい進化しただろうか
果たして何を得ることが出来たのだろうか
理解できないまま
無限の未来は終わりを告げようとしている
忘れてはいないか?
初期衝動
慣れも馴れ合いもなかった初めの頃
あの緊張感が妙にしっくりきた
あのピリピリした雰囲気が
皆の気持ちを引き締めていた
ただただ目の前の未来に向かって
必死に手を伸ばしながら走っていた
あの頃の自分はどこに行った?
初期衝動
今は無き胸の高鳴り
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