普通の日常~早過ぎる転入生~

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あれからシャワーを浴び終えたのを確認し、俺は近くの公衆電話に向かった。 「はい、欠席ということでお願いします」 ガチャ 現在俺は一人暮らし。 部屋の家賃は生活保護で賄えるが、その他の生活費は自分で稼がなければならない。 そのため携帯電話はおろか、卓上電話すら部屋に置いている余裕はない。 だから俺は近くの公衆電話を利用している。 そして先程は、欠席の要旨を学校へと連絡していたのだ。 「さて、ついでに買い物をしてこうかな。 学校休んだからタイムサービスにも間に合いそうだし」 うん、我ながら全く無駄がないね。 電話ボックスを出て一度大きな背伸びをし、商店街の近くのスーパーへと歩き始めた。
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