普通の日常~早過ぎる転入生~

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富人がスーパーに向かっていた頃 「………あいつは一体どこにいったんだ?」 富人の学校のジャージに着替えた美優が、タンスを開けたりトイレを覗いたりと、富人を見つけるための必死の捜索を行っていた。 ――時同じ頃 『う~ん。今日の目玉はにんじん、じゃがいも、玉ねぎなんだけど……………何故だろう、かなり陰謀じみたものを感じる』 午後3時から始まるタイムサービス。 俺はかなりか考え込んでいた。 だってにんじん、じゃがいも、玉ねぎって………カレーを作らせようとしてるとしか思えない。 『……………まあいっか』 カレー好きだし。 「タイムサービスを始めます!」 「オッ、行かなきゃ!」 そして俺は、戦いの渦へと自ら進み込んだ。 「それ、私の!!」 「ちょ、押すんじゃないわよ!!」 「どきなさいよ!!」 俺がどんなめに合っているかは聞かないでくれ。
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